HOME > アーカイブ 災害時におけるトイレ事情 > 平成30年7月豪雨(西日本豪雨)
排泄物で満杯になったトイレ(提供 株式会社総合サービス)
浸水し、泥が流入したトイレ
流せなくなった水洗トイレ
トイレに流すための水(提供 株式会社総合サービス)
窓から容器に給水してトイレ洗浄水を確保
ボランティアセンターの仮設トイレ
停電・断水に加え、下水処理施設及びし尿処理施設が浸水したことで機能が停止し、水洗トイレが使えなくなった。また、泥が建物内に流入したことや、バケツでトイレに水を流すことが慣れていないこと等により、トイレ環境が不衛生になった。
河川の氾濫や土砂崩れによって道路網が寸断され、周囲から孤立した地域では支援物資もすぐに届かなかったこともあり、トイレの備えと衛生対策が課題となった。
災害の概要 | 降水量(6月28日~7月8日) | 1,852.5mm(高知県安芸郡馬路村魚梁瀬) |
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人的被害(人) | 死者 | 224人 |
行方不明者 | 8人 | |
負傷者 | 459人 | |
建築物被害(戸) | 全壊 | 6,758棟 |
半壊 | 10,878棟 | |
床上浸水 | 8,567棟 | |
床下浸水 | 21,913棟 | |
インフラの被災(件) | 停電 | 約260万戸 |
ガス | 不明 | |
断水 | 約130万戸 | |
下水道 | 131箇所 | |
下水処理施設(処理場) | 11箇所 | |
浄化槽 | 10,018基 | |
し尿処理施設 | 13箇所 |
「近年の降雨及び内水被害の状況、下水道整備の現状について」(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/content/001320996.pdf
「平成30年7月豪雨による被害状況等について」(内閣府),2018-7-27
https://www.bousai.go.jp/updates/h30typhoon7/pdf/300727_h30typhoon7_01.pdf
「平成30年7月豪雨による被害状況等について」(内閣府).2019-1-9
https://www.bousai.go.jp/updates/h30typhoon7/pdf/310109_1700_h30typhoon7_01.pdf