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アーカイブ 災害時におけるトイレ事情

東日本大震災

1.被災地のトイレ事情
水洗機能を失った和便器

水洗機能を失った和便器

津波で使用できなくなったトイレ

津波で使用できなくなったトイレ

被災した汚水処理施設

被災した汚水処理施設

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災害用トイレが備えられていなかったため、紙の上に排泄せざるを得なかった(石巻圏合同救護チーム)

災害用トイレが備えられていなかったため、紙の上に排泄せざるを得なかった(石巻圏合同救護チーム)

紙にした排泄物を捨てるための袋もあった(石巻圏合同救護チーム)

紙にした排泄物を捨てるための袋もあった(石巻圏合同救護チーム)

大便を入れる段ボール箱

大便を入れる段ボール箱

詰まって使用できなくなった避難所トイレ

詰まって使用できなくなった避難所トイレ

応急的に作った素掘りのトイレ

応急的に作った素掘りのトイレ

応急対応したが危険を伴うトイレ

応急対応したが危険を伴うトイレ

液状化で損傷したマンホール

液状化で損傷したマンホール

バキュームカー不足で汲み取りができず、使用禁止になった仮設トイレ

バキュームカー不足で汲み取りができず、使用禁止になった仮設トイレ

強風による転倒の危険性から使用禁止の仮設トイレ

強風による転倒の危険性から使用禁止の仮設トイレ

2.トイレ問題の概況

仮設トイレが避難所に行き渡るまでに4日以上の日数を要した自治体は66%で、最も日数を要した自治体では65日かかったという調査結果がある。地震と津波により広範囲に被害がもたらされたことや道路の寸断が仮設トイレの設置に影響を与えたと考えられる。

また、被災した自治体の災害用トイレに対する要望の1つとして「高齢者、障がい者の使用が容易であること」が挙げられ、要配慮者に配慮したトイレ環境の確保が課題となった。

3.概要
災害の概要マグニチュード9.0
最大震度7
人的被害(人)死者15,900人
行方不明者2,523人
負傷者6,167人
建築物被害(戸)全壊129,806棟
半壊184,330棟
全焼・半焼297棟
インフラの被災(件)停電約466万戸
ガス不明
断水2,567,210戸
下水道132市町村 66,881km
下水処理施設120箇所
浄化槽486基(44.2%)
し尿処理施設14箇所

緊急災害警備本部,平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の警察措置と被害状況,2022-3-10
https://www.npa.go.jp/news/other/earthquake2011/pdf/higaijyoukyou.pdf

緊急災害警備本部,平成 23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震の警察活動と被害状況 ,2021-3-10
https://www.npa.go.jp/news/other/earthquake2011/pdf/higaijokyo.pdf

3月11日の地震により東北電力で発生した広域停電の概要
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/chousakai/tohokukyokun/9/pdf/sub2.pdf

東日本大震災水道施設被害状況調査の概要
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002qek5-att/2r9852000002qep4.pdf

東日本大震災における下水道施設被害の総括
https://www.mlit.go.jp/common/000193183.pdf

環境省東日本大震災における下水道管、下水処理施設の被害及び復旧状況について
https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/data/kentoukai/pdf/20110606-s02-01.pdf

環境省東日本大震災における浄化槽の被害状況
https://www.mlit.go.jp/common/000146888.pdf

公益社団法人 全国都市清掃会議東日本大震災による施設被害状況調査一覧
http://www.jwma-tokyo.or.jp/asp/saigai/20110420sisetuhigai_syukei.pdf

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