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災害時のトイレ対策

Toilet and Hygiene Measures following an Disaster

災害時には、飲食料や衣料の確保とともに、トイレ・衛生対策が重要です。水や食料はある程度我慢ができたとしても、排泄を我慢することはできません。過去の震災では、トイレに行く回数を減らすために水分を控えたことで慢性的な脱水状態となり、その結果、下肢静脈血栓ができやすいことが指摘されました。
さらに、避難生活は、精神的にも体力的にも負担が強いられるため、食べること、排泄することなど、あたり前のことが普段以上に重要となります。とくに、子どもや女性、お年寄り、障がい者などの視点で、トイレのあり方を考えることが大切です。エコノミークラス症候群となり死亡に至ることもあります。学校や公民館などの公共施設は、災害時には避難所となり、多くの人が共に生活する場となるため、災害時を想定したトイレ整備が求められます。“避難所”における災害時のトイレ・衛生対策や、公衆トイレを含めた総合的な災害時トイレ対応のあり方を検討・見直しをすることが必要です。
災害用トイレには、様々なタイプ・製品があります。避難所に適したトイレを備蓄し、運用方法についても事前に検討しておくことが必要です。トイレ対策を徹底することは、避難者の健康面・衛生面の管理、避難所の安定的な運営にも役立つと考えられます。

防災用トイレの取り組み

啓発
  • ・出展
  • ・エチケットブック作成
  • ・ポスター、紙芝居作成
人材育成
  • ・災害時トイレ衛生管理講習会
  • ・防災トイレアドバイザー養成
技術・データ
  • ・アンケート調査
  • ・災害用トイレガイド
災害用トイレガイド
災害用トイレガイドでは災害用トイレの分類方法と呼称を決め、適切な災害用トイレを選ぶための考え方についても整理し、また分類ごとに製品情報を掲載しました。地方公共団体や企業、病院、学校、自治会などで防災に携わる方々は、本ガイドを参考にしていただき、インフラ状況や利用者層に応じたトイレ対策を推進していただきたいと考えています。災害用トイレに関する調査結果やイベントについても随時情報発信していきます。
学校施設の防災力強化プロジェクト(文部科学省委託事業)
避難所としての学校施設の安全性を確保するうえで、トイレ機能を維持することは不可欠です。平成25~26年度は岩手県釜石市と連携し、白山小学校をモデルにして「災害時の学校トイレ運用方法」「地域住民参加型による避難所トイレ運用訓練のあり方」「学校におけるトイレ運用方法の導入マニュアル」などについて検討しました。
災害時!トイレのワン・ツー・スリー
災害時のトイレの大切さと使い方を伝えるポスター「災害時!トイレのワン・ツー・スリー」を作成し、全国の小学校に届ける活動を実施しています。本ポスターの作成にあたり、「Yahoo!ネット募金」にて318名の方々から寄付をいただき、ポスター作成費および郵送費に充当させていただきました。