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日本トイレ大賞2021

日本トイレ研究所は、2016年から「日本トイレひと大賞」として、トイレ・排泄に関する課題と向き合う「ひと」を表彰してきました。
「ひと」に光をあてることで、トイレ・排泄の改善にチャレンジする個々人の強い思いを共有し、「トイレ・排泄」に対する意識を高めて
いくことが「日本トイレひと大賞」のねらいでした。
2021年からはより表彰の対象を広くし、トイレ・排泄に関する「ひと」だけでなく「取り組み」そのものも含めることとしました。
これに伴い、名称を「日本トイレ大賞」と変更いたしました。

「日本トイレ大賞」は、トイレを切り口に社会を良い方向へ変える取り組みに光を当てることでトイレ・排泄の改善に取り組む思いを共有し、
「トイレ・排泄」に対する意識を高め伝播していくことが「日本トイレ大賞」の目的です。

選考にあたり、有識者(日本トイレ研究所の顧問・理事・アドバイザー・トイレ向上委員)からなる選考委員会を開催して、
実践性、効果性、波及性、発展性、連携性、継続性という6つの観点から選考を行い、次の2つ取り組みが選ばれました。

日本トイレ大賞2021受賞者発表

グランプリ
「トイレぼうさいキッズ」~小学生親子向け 災害時トイレの理科実験教室~
無臭元工業株式会社

小学生親子を対象に実施しているイベント、理科実験教室「トイレぼうさいキッズ」
このイベントでは、身近なトイレに関して、「トイレで流れたものってどうなるの?」
「トイレの水はどうやってきれいになるの?」という疑問を実験で解決し、震災時のトイレ対策について学ぶことができます。
昨年GWには、緊急事態宣言による臨時休校措置で自宅待機の小学生親子へ、自宅にいながら楽しく学べる30 分のオンライン授業を行いました。
防災と科学を組み合わせた視点がとても良いと、保護者からも大好評をいただいております。




〈活動実績〉
2021年 第3回理科実験教室「トイレぼうさいキッズ@サイエンスヒルズこまつ」オンライン中継授業
2020年 GW特別企画オンライン授業「トイレぼうさいキッズ」
2019年 特別企画 理科実験教室「トイレぼうさいキッズ体験隊」

(受賞者資料より)
災害が起きたときには一人ひとりの知恵が自身を守ります。 その知恵を子どもたち に身に着けていただきたい、化学の実験から興味や関心をもって、災害時にトイレが使えなくなったらどうすればよいのかを考えてもらいたい、理科実験教室「トイレぼうさいキッズ」はそういうきっかけとなることを目的としています。

SDGsを漫画で学べるトイレットペーパー
Plunger

4年前の親友からのカミングアウトによりジェンダーについて関心を持ち、
”性自認との相違や周りからの視線によって外出時にトイレを使用できない”という近年の問題点に対する具体的なアクションを起こそうと、1年間の研究留学後に結成しました。

トイレを起点としたアクションから、マイノリティとされている人々への偏見的な目を最小限に抑え、多様性への一層進んだ理解を促進できるのではないか?そして、日本人が性別による「らしさ」から解放され、真に多様性が認められる日本社会への変革につながるという仮説をもとにトイレにおける
ジェンダー課題の解決を通して「男/女らしい」という概念を脱ぎ捨て、「みんな違って、みんないい」とそれぞれの多様性を分かち合える社会の実現を目指しています




〈活動実績〉
 ・ トビタテ!日本代表留学生として 1 年間トイレ留学
 ・ LGBT コミュニティ訪問、インタビュー
 ・ トイレメーカーとのミーティング
 ・ ミライロへのヒアリング調査
 ・ 鎌倉市民活動フェスティバルでの講演
 ・ KUMON×トビタテ!での啓発講演会
 ・ 100BANCH Garage Program*に採択
Panasonic × ロフトワーク × カフェカンパニーの3社がコラボして「“次の100年”をつくる百のプロジェクト」を支援するプログラム

(受賞者資料より)
クラウドファンディングにて製作費約85 万円を調達。 その後4種類のトイレットペーパーを生産し、全国の公共施設や教育の場に寄付。

トイレに、愛を。フォーラム
日本トイレ大賞授賞式

授賞式を11月10日(いいトイレの日)の18:00〜オンラインで行います。
受賞者からのプレゼンもございますので、ぜひご参加ください。