2010年5月 中国・上海
日本産業館のステージでは、毎日、トイレ博士によるステージが開催されている。
日本トイレ研究所は、上海万国博日本産業館からの依頼を受け、トイレ博士がステージで繰り広げるトイレトークとうんちっち体操の指導を行った。
また、メーカーの担当者からは、便器や手洗い器の機能と特徴、清掃方法、液体石鹸の補充方法、トラブル対応方法などの研修が行われた。これらスケジュールの合間を縫って、現場では、毎日、トイレ博士とトイレについて語り、このイベントの意義を話し合った。最初は、表情が硬く、うつむきがちだったトイレ博士たちではあったが、対話と練習を繰り返すうちに表情が徐々に変わっていった。ステージスタッフや関係者が明るい雰囲気を作ってくれたこと、プレ公開の際にステージを通りがかった方々が楽しそうに一緒に踊ってくれたことが影響していると思う。
世界一トイレは半年間運営され、日本産業館を訪れる多くの方々で連日にぎわうであろう。トイレ博士は、感謝の言葉をもらうこともあれば、もちろんクレームもあるだろう。様々な出会いと体験を積み重ねがら、トイレ博士たちが最後までこの取り組みを前向きな気持ちでやり遂げることが出来たとき、中国で新しいトイレ文化を生むきっかけになると信じている。


トイレ博士のトークステージと日本産業館(トイレ博士:日本産業館内にある、日本の技術とおもてなしを駆使した世界一トイレの案内人であり、トイレ掃除やステージもこなす中国人の男女(20~30代))
2010年6月21日(月)14:00 日本青年館 (後援:文部科学省)
「トイレ改修と環境・健康教育の連携」と題し、安心して排せつできるトイレ環境をつくるための教育・空間について話し合われました。
事例紹介では、トイレ研究所と王子ネピアで実施しているうんち教室の成果である児童の排泄事情や、川崎市立旭町小学校校長 荒川先生より、トイレバリューアップ事業の状況、世田谷区立桜丘中学校主幹・養護教諭 関先生より、東京都の生活習慣に関するアンケート結果、こども環境学会理事中山氏より教育現場において楽しいデザインでトイレを変えている事例などの報告されました。
また、ディスカッションでは、さいたま市立病院小児外科 中野先生から自分の生活とうんちの状態を関連付けて理解できる生活態度を身につけることが重要であること、東京大学名誉教授 小澤先生から、大人との信頼関係の中で、トイレの在り方を考え、子どもの考えを受け入れる場とするなどの使い方があるのではないかとのお話がありました。



2010年7月16日(金)-19日(月) ヤマハリゾートつま恋(静岡県掛川市)
5年連続での参加となる、夏の野外音楽イベントap bank fes。トイレの空室への誘導による混雑解消やメッセージステッカーの掲載、サニタリーボックス・トイレブラシの設置、トイレ待ち時間表示&トイレクイズ看板、トイレ待ち行列の先頭位置を示す足形マットを導入しました。
特にスタッフTシャツは、単なる誘導のための存在ではなく、トイレに関する色々な取り組みを行っていることを多くのお客様にも知ってもらうため、主催側に配慮をいただきました。
今年も気持ちよくトイレを使っていただける環境を実現できたと思います。

2010年9月中旬予定
トイレ・排泄に関する様々な情報を集め、最近の動向が感じられるような情報集にしたいと考えております。
トイレとは、すべての人が語ることのできる共通のテーマです。本格的な調査・研究論文から、トイレ整備事例の報告、日頃疑問に思っていたこと、旅行先でのトイレエピソードなど、幅広い内容となっています。多様なメッセージの中から、私たちが忘れている大切なことが見えてくるような気がします。また、現代のトイレ事情が浮き彫りになることを期待しています。