腸内細菌の有効性

腸内細菌の大切さ

私の研究テーマはプロバイオティクス、プレバイオティクス、合わせてシンバイオティクスという腸内細菌をどうコントロールするかということです。その研究で分かったことですが、人間が生きていくために必要な免疫力の55%は腸にあるということです。
腸内細菌には、善玉と悪玉があって、善玉を増やしていくことが免疫力を高めることになります。善玉菌というのはプロバイオティクスといいますが、一般的に知られているものでいいますとビフィズス菌や乳酸菌のことです。これを育てるには餌がきちんとしていなければなりません。この餌をプレバイオティクスというのです。それは、オリゴ糖などのことで、この両方をうまく組み合わせて予防させようとしているのがシンバイオティクスです。バイオティクスは摂取方法によっても、効果は違いますから、乳酸菌飲料をただ飲んでいるだけではいけません。食事を摂らずにヨーグルトを飲んだり食べたりしても、ビフィズス菌や乳酸菌は胃液で死んでしまいます。乳酸菌飲料を飲むときにも、必ず食事をきちんと摂った上で飲むようにしてください。そうすると、いいうんちが出ます。腸をいかにコントロールするかということは大事なことです。それには、腸内細菌を元気にするゴボウ、大豆などオリゴ糖を含んでいるものをたくさん摂取することが大切です。

イソフラボンの効用性

50歳くらいになると女性は女性ホルモンの欠乏により更年期障害になりますが、女性ホルモンの代わりに、大豆のイソフラボンの摂取が有効であるとよく言われています。イソフラボンを分解すると、ダイゼニンやゲニステインという物質になります。そのなかでダイゼニンが、腸の中で「ラクトコッカス20-92株」という乳酸菌に出会うと、「エクオール」という物質に変わります。これが更年期障害を抑える役目をしているということがわかってきました。「エクオール」のサプリメントも出ておりますが、私は、サプリメントをあくまでも補助食品として摂取することは良いことだと思っています。

<服部先生のレポート(1) 服部先生のレポート(3)>

服部 幸應(はっとり ゆきお)先生プロフィール

服部幸應先生

服部学園理事長兼服部栄養専門学校校長
フジTV「料理の鉄人」・「SMAPXSMAP」・「メントレG」・「Viva Viva V6」・「バニラ気分!」、TV東京「TVチャンピオン」、NHK「食彩浪漫」・「生活ほっとモーニング」・「金曜アクセスライン」、TBSTV「はなまるマーケット」、TV朝日「愛のエプロン」、NACK5(FM)「服部幸應のウェル・テイスト」、NHKラジオ「いきいきクラブ」、TBSラジオ「全国こども電話相談室」等に出演・企画・監修他、多数団体の理事、講師等を勤める。
詳細プロフィール
服部栄養専門学校のWebサイト